経営の戯言

経営に関する戯言をつらつらと

大事なことはフォーカスすること

組織運営をしていると末端だろうが中堅だろうが内野に限らず、外野からも突然ボールが飛んで来ることがある。その最もたるものが「新規事業」であろう。新規事業が出ない組織は悪!みたいな風潮すらある。でも、果たして本当にそうだろうか?

 

一見、もっともらしそうな意見こそ注意が必要だ。

長い目で見て勝つ企業とは最もフォーカス出来ている企業にほかならない。反対に、ジリ貧になる企業は最もフォーカスできなかった企業だ。前者の企業は何の企業なのか明確である。後者の企業はよくあるその他の1企業に過ぎない。

もっともらしそうな意見こそ皆を巻き込んでしまう可能性があるから注意が必要だ。経営陣はそのことを理解し、問い続けなければいけない。

大事なことはフォーカスすること。バッターボックスに立ち続けること。世の中の9割の企業はこれが出来ないのだから。

 

--補足--

勿論、同じことを粛々と繰り返すことによる閉鎖感のようなものは否めないが、これこそが経営側の腕の見せどころなのではないだろうか?自戒も込めて。