経営者の仕事とは何か?
経営者の仕事とは何か?よく聞かれるので書いておくこととする。
- 徹底的に現状を把握すること
- 過去からの大きな潮流を把握すること
この2つの答え以外持ち合わせていない。この2つを徹底的に実行することで必ず成果はついてくる。
「徹底的に現状を把握すること」これは、採用と人事制度、社内生産性向上に活きる。具体的に言えば、どういう人に適正があるか、どういう人に来てほしいかが具体化される。評価制度に適用できる。今、皆何に困っているか(ボトルネック)を解消できる。ドラッカーはこれらを丸めて「計測する」と問いている。
「過去からの大きな潮流を把握すること」に関しては、所謂、大局観、つまり未来を見る、長期的な戦略立案に役立つ。時代に合わせてピボットできる、先回りできる、取り残されない。
基本はこの二つで成り立つ。また、これができれば、どんな企業がクライアントとして相応しいか、また、その企業とどう接点を持つか(流通チャネル)が見えてくるので、あとは実行力あるのみ。プライシングもこれに付随するというイメージ。
経営者の仕事とは人、物、金を集めることだなどと言われがちだが、このたった2つのことが出来なければ人と物のミスマッチが現場を疲弊させ、結果的に金を集められるなくなるだろう。