読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

経営の戯言

経営に関する戯言をつらつらと

問題から目を背ける癖の付いている経営者がいる企業は伸びない

プロダクトだけを磨き続ければよかった創業期とはわけが違ってくるのが拡大期だ。プロダクトの問題のみならず、金の問題、人の問題…経営者は数多くの問題に直面する。

その際にどうしても目を覆いたく成る嫌な問題に出くわすことなんて日常茶飯事だろう。だけど、その問題から目を背けてはいけない。私は拡大期に「バックオフィスの為に起業したんじゃねー!」と税理士、社労士、弁護士に叫んだ経験があるほどだ。それは未だに彼らの中で名言、いや、迷言となっているようだ。

恐ろしい危険に背を向けて逃げてはいけない。逃げれば危険は増幅する。しかし、恐れず即座に挑んでいけば、その危険は半減する。何事からも逃げてはいけない。絶対にだ。 by ウィンストン・チャーチル

 かのウィンストン・チャーチルがいうように、目を背けた分だけ、その問題は増幅する。いつか解決しなければいけない問題なのであれば、今すぐに、その問題が最小のうちに真正面から向き合うべきなんだ。

スタートアップや中小企業が妥協しちゃいけない3つのもの

不振にあえぐ企業はいずれの企業も共通して何かしらを知らず知らずのうちに妥協しているのではないか?自社以外のさまざまな企業の内情を深く知り、関わり合う中で、共通で妥協してはいけないものがあるなと気づく。それは以下の3つだ。

 

  • 人材
  • PCのスペック
  • 組む相手(仕事、株式)

 

人材を妥協する企業は死ぬ

人材は言わずもがなだが、不振にあえぐ企業のもっとも共通する事柄だろう。「どうせ私なんて…」と思っている異性に興味を持つだろうか?否である。これを企業単位でやってしまって結果的に優秀な人材を採用できない、もしくは排出できないでいる企業は本当に多い。目線を高くし、優秀な人、ポテンシャルのある人材に手を伸ばそう。ビジョナリーカンパニーにあるように、AはAを採用し、BはCを採用してしまうのが企業である。Aしか採用しないつもりでないと、その企業に未来はない。

 

PCのスペックを妥協する企業は死ぬ

未だにPCのスペックを妥協して社員にストレスを書け続ける企業は衰退する以外の道はない。PCはITに限らなくてもほとんどの企業で毎日接する仕事の基盤になる最重要のツールだ。そして何よりもせこい。その企業に未来なんてあるはずないだろう。

 

組む相手(仕事、株式)を妥協する企業は死ぬ

人材よろしく、これも類友である。組んだ相手のレベルと同等の企業だと判断されてしまうのだ。提携などは慎重にすべきだ。

 

どこを妥協して、どこを妥協しないのか?そういった判断は企業文化そのものだ。しっかりと見極めないと、取り返しのつかないことになるので気をつけたい。

 

 

 

 

 

何故、東北地方から次世代を担う経営者が出てこないのか?に対する解

かつて、私は年間で50を超える日程を日本全国各地で過ごした。いわゆる出張組からすれば大した出張数でも無いだろうが、月に4回近くの出張となれば私にとっては結構な大事であり、楽しい日々だった。出張では多くの経営者や起業家とお会いすることが殆どであり、真摯気鋭のスタートアップの経営陣や、地元に根を下ろした中小企業の2代目・3代目など、さまざまな経営者がいた。ほとんど後者だが。全国を回り始めて数年経った頃、ふと一定の法則があることに気づくのだ。

「東北出身の熱を帯びた起業家がほぼ皆無ではないか?」

そうなのだ。鹿児島から北海道まで日本全国渡り歩った。仙台も福島も山形も岩手も青森もいった。秋田はすまん、いってない。その中で東北出身で次世代を担うような経営人材に一度たりとも会うことはなかった。数百、いや、恐らく数千人に経営人材に会っていると思う。それでも、東北出身で次世代を担うような、またはそれを想起させてくれる人材に一切出会えていないのだ。


実際に調べてみると、上場企業の創業者、及び現経営者でも東北出身者は数えるほどしかいないではないか。更に調べるうちにわかったのはほとんどの起業家は西から排出されているのだ。孫正義三木谷浩史藤田晋稲盛和夫本田宗一郎豊田喜一郎坂本龍馬、めんどくさいからこのくらいにするけど、日本を代表する経営者はほとんどが西から排出されている。これは一体何故なのか?ここまで偏るには何かしら理由があるのではないか?と疑うのが普通だろう。

ここからは私の仮説になるので話半分で読み飛ばしてほしい。


地理的、歴史的背景が影響しているのではないか?
西の代表格といえば福岡、大阪だろう。特に福岡は起業家の宝庫だ。ではなぜ、福岡と大阪には沢山の起業家が生まれるのか?答えは地理と歴史にある。多少なり日本史に興味がある人は既に察したかも知れないが、日本の歴史は常に西から動いているのだ。その際に発生した大きな戦もほとんどが西から始まっている。戦には莫大な金がいる。それをどこで調達するのかといえば、海を跨いだ貿易に他ならない。世界中見回しても、まず栄えるのは貿易が盛んな海に面した港町からだ。(※昨今では飛行機やテクノロジーのおかげで必ずしもそうではなくなった。)

つまり、西の人々は常に商機があり、変わり続けることが即ち生き残ることだとDNAレベルで理解している可能性が高い。所謂、根っからの狩猟民族なのだ。西の人々に現状維持バイアスは働きにくいのだ。


それに対し、東北で歴史上起きた大きな出来事を上げろと言われると戊辰戦争くらいではないか?有名な武将を上げろと言われたら伊達政宗以外に何を挙げられるか?では、真田丸が始まる前に伊達政宗は何をした人か明確に答えられる人がどれほどいるか?更に少し過去を遡ってみた場合、奥州藤原氏以外に誰がいるだろう?いないのだ、いないのだよ、有名な武将も。起きてないのだ、有名な戦など。つまり、争い自体が稀であり、争うことの必要性に駆られなかった民族、それが東北人なのだ。東北人は変わる必要性に晒される機会が無かった。だからDNAレベルにそれが刷り込まれた根っからの農耕民族といえる。つまり、現状維持バイアスが遺伝子レベルで働きやすい人々なのだ。

つまり、私が言いたいのは生まれ育った地域レベルで起業家に適した風土や環境があるのではないかということなのだ。更にそれは現在進行形なのだ。

これを裏付けるように、日本の歴代総理大臣の出身地を見てみるといい。最多が山口県である。これは今の日本を作った長州藩の流れだ。それだけじゃない。今の日本を動かしている政治家や起業家の殆どは西から排出されている。未だにこの国はこういったバイアスが残っている。(別に悪いと言ってるわけじゃない)

 

ただし、東北地方が絶望的かというとそうではないだろう。それは2011.03.11の未曾有の大震災だ。誤解を恐れずに言えば、大災害があった地域から次世代のリーダーは生まれる。楽天三木谷浩史氏、gumiの国光宏尚氏、彼らは阪神大震災の経験が今の自分を作っていると公言している。他にも無意識レベルでそういった経験が引き金になり、起業している起業家も少なくないはずだ。それらを踏まえれば、次世代を担う起業家は次は必ず東北地方から出てくるはずだ。その筆頭が福島県出身のメタップスの佐藤航陽氏だろう。佐藤氏の同世代の起業家を見回しても、佐藤氏のそれはちょっと比較にならない凄みを感じるのは私だけではないはずだ。

 

というわけでだいぶ長文になってしまったのだけど、私が言いたいのは以下に集約される。

  • 東北地方は歴史的、地理的なハンディを背負っている
  • 日本を動かしている人はほとんどが西の人
  • 次世代を担う経営者は次は東北地方から排出される

ということで、東北出身の起業家にはそろそろ焦点を当ててもいい頃だし、次世代を担う起業家が出てきてほしいと切に願う。そして私もその応援をしていきたいと思っている。

デジタルの弊害

これだけデジタル化した社会は便利そのものだ。ただ、その恩恵には大きな弊害があるのではないかと思う。単刀直入に言えば、体験の軽視、及び不足によるものだ。

人がもっとも経験を積めるのはリアルな体験だ。リアルな体験により、感覚は研ぎ澄まされ、感情はより豊かに開放されていく。VRがどれだけ進化しようと、デジタルではそれを完全に補うことは出来ない。デジタル化が叫ばれるいっぽうで、現時点では表面化されないこのような問題は今後さまざまな形で社会に現れていくであろう。

話変わって、アカツキというゲーム会社がある。そのゲーム会社が2016年にリアルな体験を提供するプラットフォームであるそとあそびを約14億円で買収したのだ。アカツキの経営陣は何かしらでこの事実に気づき、デジタルの弊害を埋めるために、長期的な成長戦略の一環としてそとあそびを買収したのではないかと私は思うのだ。だとしたら、このアカツキという会社は買いの一手だろう。

スタートアップ、中小企業、ベンチャー企業、創業期のあるある7選

スタートアップ、中小企業、ベンチャー企業、小規模の創業期にはさまざまな問題が勃発する。これはもう必然であり、その殆どは同じ問題を抱える。だからこそ、解決策も明確にあるので書き出しておく。

トイレ、男女兼用嫌悪問題

ワンルームに近い手狭なオフィスだと廊下などを挟まずにトイレがあることもよくある話だ。男女兼用は嫌だ!という女性社員が出て来るのは普通の話なので早々に対処せよ。まぁ引っ越すしか無いんだがね。都内でトイレを男女用で2つ以上を確保するのは結構な広さの賃貸になってしまう。良い場所だと30万以上の家賃は覚悟せねばならん。辛い。

トイレの音問題

これも上に同じなんだが、音姫などでも対処可能だ。TOTOは優秀。ただ音姫の問題は、音姫を鳴らした時点でほぼ大の方だと確定してしまうことだ。

トイレ渋滞問題

出社時間によく渋滞を起こす。近場にトイレを使わせてくれるコンビニなどがあるとよいんだが、無い場合は場合によっては致命的なダメージをうけることもあるので、要注意。この問題は根深いぞ。

カップラーメンの汁はトイレ(大)に捨てろ

流しに捨てるやつはスタートアップ、中小企業、ベンチャー企業の創業メンバーとしてはふさわしくない。流しが汚くなってしまったり、流しのネットを交換しなくてはいけないではないか!なんてエコじゃないやつなんだ。カップラーメンを食べるのは仕方がないが、そんなものはトイレに捨てろ。一石二鳥だろう。こんなことも考えられないやつは創業期には向いてないとしか言えない。

えっと。。。

7選って書いたのに真面目に洗い出すと4つも既にトイレ問題なのに気づく(今ココ)。まぁ、あとは良い人が取れなかったり、キャッシュの問題だったり、仕事を取るなど、殆どはそういったことだ。

全部細かく書くのは面倒なので一つ良いことを教えよう。トイレ以外、すべての問題を一気に解決する術がある。ブログを書くことだ。そして永遠にそれを継続させろ。できれば代表取締役の赤裸々ブログ、次にCTOのTechブログ。広報ブログでもまぁよいんだが、キラキラしているのはあまり意味がないのでやめとけ。

たったこれだけでトイレ以外の問題はほとんど解決できる。本当かって?本当だ。100%間違い無い。いい人が集まり、仕事や提携の話も舞い込む。場合によっては資金需要も満たすことができる。なぜ、君はブログを書かないんだ?

経営者は"燃え尽きない"ことが重要ではないか

私は今の事業を愛しているし、未だ課題が山積みであり、やることを上げればキリがないと思っている。だからこそ、まだまだ燃え尽きていない。いや、正確に言えば何度か燃え尽きそうになったことはある。それは手に余る報酬を得たときと、「大体わかった」と感じた時だ。ただし、常に前を見た。見続けた。そうすると課題は山積みだった。だから、まだ燃え尽きていない。もっと細かく言えば、組織のフェーズが変わった段階でマインドセットが出来たのだ。プレイヤーから真の経営者の仕事に面白みを感じ取ること、つまり、1つの事業をベースにした拡大期の組織展開に非常に興味を向けることが出来たのだ。

私が起業してから10年近くが経った。その間、数え切れぬほどの同業者が現れ、そして消えていった。いろんな経営者がいた。お世辞無しでイケている経営者、そうじゃない経営者、どちらにも属さない普通の経営者、ほんとうにさまざまだった。どちらかといえば私は後者だ。それに付け加え、私はとても怠惰な生き物である。でも、生き残っているのは私だ。私は半ば無意識でも"燃え尽きない"ことで生き残ることが出来たのだ。

これから起業する人に私がアドバイスするのは「10年単位で続けたいと思える事業に集中すること」だけだ。つまり、自分が燃え尽きない事業に集中することだ。10年経って周りを見回してみれば、気づいたら自分が立っているだけで周りが勝手に消えていくのだから。

組織は経営者の器以上のものにはならない

組織は経営者の器以上のものにはならないし、チームはリーダーの器以上にもならない。それ以上でもそれ以下でもない。だからトップには常に新しいものを見て、聞いて、感じて伸びてもらわなければ困るし、現場に要られても困るし、健康でいてもらわなければ困る。

仕事柄、数多くの経営者やチームを見てきたが、これは疑いようのない真理だ。