経営の戯言

経営に関する戯言をつらつらと

経営者に必要なのは危機回避能力かもしれない

私は凡人だ。すこぶるよい遺伝子ではないし、すこぶる良い成績だったわけではない。恵まれたなと思うのは、少しばかり健康で、圧倒的な運の強さと、経営者の親族に囲まれたことくらいだろう。そんな私の特殊能力は恐らく、他の人よりもかなりの方面、時間軸で鼻のきく危機回避能力のようだ。

私は未来に起こるであろうと予測できうる限りの問題を摘むようにマネジメントをする。だからクリティカルな問題はほぼ起こり得ない。そのほとんどが想定内の問題だ。

しかし、通常どおりに動いて当然とされてしまうインフラエンジニア的な役割となってしまうために、なぜうまく行っているのか?裏があるのではないかと疑われてしまうことが増えたのがもっぱらの悩み。全部説明するほど暇ではないのだ。

しかしまわりを見渡すと、皆"今"を凝視し、未来を軽視しているように感じることがある。"今"を見るのは100歩譲って構わない。しかし、未来に出るであろう芽を刈り取るための種まきは、その"今"するほかないのだよ。それを忘れてはいけない。