経営の戯言

経営に関する戯言をつらつらと

サービス業においては、値切るとサービスレベルは必ず低下するという話

・値切る人がいる

・値切って得をしたと勘違いした人がいる

そんな人達に物申したいのだ。世の中には値切って得をするものと、損をするものがあるということを知ってほしい。果物、野菜、雑貨、お土産品、この手の類は物質的な物である。また、購入検討時から購入後に同質の状態の物を納品されるサービス、これは確かに値切ることで得をするのは明白だ。

ただし、マッサージ、デザイン、コンサル、この手の類のサービス業に関しては値切った時点で質が低下することを覚えておくべきだ。値切られて得をしたと思っているのは本人だけである。

嘘だと思うのなら聞いてみるといい。代表的は話でキャバクラや風俗で働く女性たちは本指名で無ければよほどのことがない限りやる気を無くし、仕方なしでサービス提供をしている。自分の取り分が減らされているのだから当たり前だ。

結局のところは人間が提供するサービスは心が入るのだ。心が入るのは人によって大小あれど、最もわかりやすい対価、つまり金銭で図られるのだから。

 

その昔、青い方のCAと合コンをした時に聞いた話なのだが、国際線で純粋にファーストクラス、ビジネスクラスをプロパーにて取得した人は明らかに依怙贔屓されるようだ。その逆に、エコノミーからのバージョンアップで運良くそのサービスを受けている人間で横柄な態度をする人間には明らかに冷たい態度で接するという。勿論、表向きのシャンパンが飲み放題、食事食べたい放題などのサービスレベルは変わらないのだが、心配りや心のなかでの話だ。ひどい場合は軽蔑されるという。

CAは裏側ですべての顧客がどのような経緯で席を取得したのかわかっているのだから当然だ。

 

まとめよう。サービス業においては、値切るとサービスレベルは必ず低下するという話は本当なのだ。心に留めておいて損はない。